ゴールデンスランバー

伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」を読みました。

ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー

もう数ヶ月前に関西ローカルの「ちちんぷいぷい」で、西アナウンサーが「ザ・本屋さん」というコーナーで絶賛されていたので、すごく読みたくて読みたくてしゃあなかったんですけど、なかなか読む機会がなかったんです。でも最近になってようやく読めました。
この西という男性アナウンサーは、僕と同い年で大変優れたアナウンサーだと思っていて、本のことを語らせたら日本一じゃないでしょうか。「ザ・本屋さん」というコーナー(今は「本屋さんに行こう」)で西アナウンサーの語り口が大変面白く、毎回楽しみに見ているんですけど、すごく本が読みたくなります。本の紹介がすごくうまいんですよ。どうやら、梅田の紀伊国屋書店で「西さんの紹介した本というコーナー」があるみたいですので、是非そこを覗いてみようかなと思ったりします。
この作者の伊坂幸太郎も僕と同い年で、今現在、おそらく東野圭吾と人気を二分するミステリー作家さんだろうと思います。
この「ゴールデンスランバー」は西さんの言うとおり、大変面白かったです。本のタイトルからしてまず、僕の興味をそそりました。ゴールデンスランバービートルズの曲だからです。

そして、当然この本の中にはゴールデンスランバービートルズのことが絡んできて、一層面白く読ませてもらいました。
内容に少し触れると、内閣総理大臣が、仙台をパレード中に何者かに暗殺されるという、ドデカイテーマからスタートします。その犯人という濡れ衣にされた主人公が懸命に逃げるという物語です。物語の佳境に来るにつれ、もうハラハラドキドキしながらページをめくっていました。残り数ページになるとだんだん寂しく感じてきて読み終わるとすごく感動したんですけど、もう一度伏線を確かめたくなり再読しています。