ケイオス

wcaramel222005-10-19

ポール・マッカートニーの新作「ケイオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バックヤード」を最近じっくりと聴くことが多い。いいんですヮ、これ。ホンマにいいんですヮ。ほとんどの楽器をポールが一人で録音しているんですが、すごいね。ビートルズ時代からいろいろな楽器を演奏して録音しているからね。「ジョンとヨーコのバラード」という曲があるけど、これはもちろんジョン・レノンが書いた曲やけど、ジョンが弾くギター以外の楽器は全部ポールやもんね。ドラムもそうやし。2人だけで録音したというからね。
あと、「フール・オン・ザ・ヒル」でリコーダーとフルートを吹いているけど、これもポールやし、すごいよね。
今回のアルバムを聞いて思うのはポールが肩の力を抜いて作った感じがして、どの曲もポールらしい曲って思う。
「ジェニー・レン」はアコースティックギターの音がいいんですヮ。あの、指で弦を押さえるときに聞こえるノイズがはいってんねんけど、ええね、これ。「ブラックバード」みたいです。
「ブラックバード」といえば、3年前のポールのコンサートで歌ってくれたけど、そのときポールが「この曲は人民権運動を意識して書いたんだ」って言ってくれました。僕は初めてそのことを聞いて驚いたんです。それまで只のラブソングやと思って聞いていたんですヮ。ブラックバードは黒人の女の子のことを指しているんだって、初めて知りました。’60年代のアメリカはものすごく民族差別が激しかった時代だから、ビートルズが差別されているアフリカ系アメリカ人の人たちに向けて作った曲と知って、感動しながら聞いていましたね。そんなことを思い出させてもらった。
あと、「イングリッシュ・ティー」がええねん。バロック調の曲でね。まるでヘンデルの曲みたいやね。「フレンズ・トゥ・ゴー」はインタビューでも言っているけど、ジョージ・ハリスンっぽい曲でいいですヮ。後、どの曲もいいけど、「ファイン・ライン」はシングルカットされただけあって、ロックしてますヮ。うちの店でもよくかかってますけど、聞き入ってます(ちゃんと、仕事せえよ)w


シングルカットといえば、モーニング娘。の新曲もシングルカットなんやな。「直感2」は「愛の第6感」の「直感」とはまた違うのやろうと思っていたけど、なにやらおんなじ曲みたいで。多分、アレンジの仕方も違う見たいやし。ちなみに、アレンジャーは鈴木daichi秀行氏です。
まあ、どんな感じなのか楽しみにしておこう。