牢番ピエールとは

ネタバレが含むようなので、
昨日で以って、リボンの騎士でのんちゃんの出演は終わりました。どうやら足のほうはだいぶ回復しているみたいですね。足踏みをしていたらしいです。それを知って安心しました。
さて、リボンの騎士を見て以来、今もリボンの騎士のことを考えて過ごしています。サントラはずっと聴いているし、台本を読んでいるし、のんちゃんピエールの写真を眺めているしww、で、今日、リボンの騎士の原作が読みたくて、仕事の帰りに本屋に寄ってみたけど、置いてなくて残念だった。
さて、ピエールとはいったいどんなキャラクターなんやろうかとずっと考えてみた。どうやら原作ではガマンという名前らしいのですが、ミュージカルではピエールなので、ガマンとピエールとはキャラが最初から違うものと考えるべきだと思います。タキオンさんが、ピエールの改心が早いと文句を言っていましたが、ゲンじいさんもおっしゃっていましたように、最初からピエールは改心するつもりでいたという設定のキャラではないかと思います。台詞の中で、「俺達、このままでいいのか!」という台詞からこの国に不満があり、牢番という仕事にも不満があることが分かります。ただし、♪おどしてみたり、すかしてみたり とあるように、悪いことをいっぱいしてきたようだ。また、かなりの貧乏であり、両親をなくして、幼い弟と妹の面倒を見ている兄であるということ。そして、正義感があるということ。
なぜなら、王妃とサファイアを殺せと大臣から命令されるわけだが、殺さず助けようとする。むしろ、命がけで二人を守ろうとする。それは何ゆえか?それは王妃とサファイアの会話を聞いてしまうからだ。王妃が「人を憎んではいけません。人を裁いてはいけません。」とサファイアを戒める言葉を語った会話を聴いて、ピエールは改心する。この王妃の言葉は聖書に書いてある言葉である。王妃とサファイアは食事を食べる前に十字を斬る場面からして、キリスト教徒であることが分かる。
キリスト教といえば、ピエールとはイエス・キリストの一番弟子ペトロのフランス語読みである。もともとシモンという名前だったが、イエスがペトロというニックネームを付けた。ペトロとはギリシャ語で岩・石という意味である。ペトロはおっちょこちょいな性格で、熱いハートの持ち主で、正義感あふれる人物だ。まるで、牢番ピエールと同じだ。
ピエールは貧乏なのに、大事にしていた母の形見であるネックレスを渡し、さらに大事な小刀まで渡してしまう。この場面を通して、熱いハートの持ち主で、正義感あふれる性格であることが分かる。
ぼくの勝手な牢番ピエール考察でした。