モーニング娘。誕生10年記念隊コンサートツアー2007夏〜サンキューMY DEAREST〜

12日の夜公演の感想を書いてみます。








このコンサートは賛否両論ありますが、僕はすごくよかったと思います。
セットリストはほとんどが初期モーニング娘。の曲が中心でした。僕は中澤さんが卒業する頃に、娘。ファンになっていますので、初期の頃の娘。がどんなものだったのかをリアルタイムで知りません。
初期の娘。のアルバムを買うようになったのは後のことなんですが、買うきっかけになったのはFC販売のベストショットVol2を見てからです。その中に収録されている辻ちゃんの歌う「ふるさと」は強烈な印象を与えてくれたわけですが、それ以上にすごいのが加護ちゃんの「ダディドゥデドダディ!」です。これを見たとき、ものすごい衝撃を受け、何度も繰り返し見たものです。その2曲が収録されている「セカモー」を買い、ついでながらファースト、サードとも買いました。セカモーを聴いたとき、なんとすごいアルバムなんやろうと思い、何度も聞き込みました。
そんな初期の頃の娘。を知らない僕が今回の10年記念隊のコンサートをすごく楽しめたのは、安倍なつみが歌ってくれているからなんです。なっちが昔の曲を歌うことに感慨深いものを感じます。
このコンサートを終えて真っ先に思ったのは、4年前のポール・マッカートニーのライブのことです。セットリストの3分の2がビートルズの曲でかためたすばらしいコンサートでした。僕はリアルタイムでビートルズを知りません。しかし、ビートルズの曲を何度も聴きこみ、ビートルズの世界が好きな僕にとって、4年前のポールのライブは涙を流しながら、感動のライブでした。あの、大ヒットした誰もが知っているレット・イット・ビーやイエスタデーだけじゃなく、アルバムでしか知らない曲もたっぷりと盛り込まれていたので、それをポール自身の歌声で聴けるなんて最高やと思ったわけです。
それと同じ感覚を今回の10年記念隊のライブで感じました。聞き込んだセカモーの曲はもちろんのこと、あまり聴いていなかったファースト、サードの曲を聴いて、こんないい曲もあるんやと感動しました。
CDで聴く限り、初期の娘。の歌声は正直、物足りません。しかし、今回のライブにはなっち以外に、ごっちんもいるし、ガキさんもいます。オリジナルメンバーである飯田さんもいれば、小春ちゃんまでいます。その5人がパワーアップさせて昔の曲を歌い上げるので、名曲がさらに名曲として聴こえました。
今回、ぼくの推しの順で行くと、小春ちゃん、なっち、ごっちんを中心に見ていこうと臨みましたが、ガキさんを多く見ていました。今回のライブで一番楽しそうに歌っていたのはガキさんですね。ガキさんのパフォーマンスはすごかったです。
なっちのMCは、あるお店でかぼちゃのカレーを食べたとき、ものすごくおいしかったので、厨房のほうに向かって「ありがとうございました」と声を掛けたら、おくから5,6人の調理人達が出てきて「ありがとうございました」とお礼を言われ、感動したというお話でした。
19日の大阪もすごく楽しみですが、ファースト、セカモー、サードをじっくり聞き込んで挑みたいと思います。